日本野生生物研究所所長
奥山 英治 先生
めちゃくちゃフレンドリーな奥山先生だけど、実はすごい人なのだ。
アウトドア遊びの大家で「虫と遊ぶ12か月」など数多くの著書がある。
川遊び集団「雑魚党」の漁労長でもあるので、往年のアウトドア雑誌「ビーパル」の愛読者であった僕にとっては恐れ多い人だ。
そして2年くらい前には、お父様である奥山久さん(自然観察の著作多数あり)、ご子息である奥山恭さんと共にNHKのBS1スペシャル「ファーブルのバトン親と子の博物誌」他に出演されている。ユーチューブでは北海道編を見ることができるので是非ご覧ください。ほっこりしますよ。[北海道スペシャル] “ファーブルのバトン” 83歳の図鑑作家 親子三代の珍道中 | NHK (youtube.com)
(以下、奥山先生の話)
生き物がいる田んぼでは夜にカエルが鳴いているからすぐわかる。湿地や池がなくなってきている今、カエルは田んぼで暮らすしかなくなっている。
稲刈りが終わった後に田んぼに水が張られると冬を越す生き物が集まってくる。その代表格がアカガエルで、生態系の循環の中ではカエルがいないと始まらない。田んぼにはカエルを餌にする鳥や蛇が集まり、タガメなど水の中にいるカメムシの仲間も暮らし、トンボも卵を産む。
一方、田んぼを作っている人からしたら生き物はいらない。
ザリガニは田んぼに穴をあけるし、カメムシは米粒の液を吸ってお米の等級に悪影響を与える。1等級のお米とは1000粒のうち黒い米が1粒以下であることが条件なので農家は田んぼに農薬を撒く。そのうち、水を張らなくても良い田んぼなど、もっと楽に稲作ができるようになるかもしれない。
でも、それって、なにか怖くないですかね?
講師だから奥山先生と呼ぶべきだけれど、ここ数年は毎年一緒に遊んでいるし、黒笹教頭は「エイちゃん」って呼んでいるし、僕とはほぼ同い年だから、普段通りに英治さんと呼ばせてもらおう。
英治さんこそが僕にとっての「愛すべき変態チックな人」の象徴なのだ。(変態の定義付けについては本日1時限目和田先生のサマリーを参照ください。)
以上
この記事を書いた「こうち仁淀ブルー熱中塾」メンバー
会議の設計と進行管理のことで皆様のお役にたてれば幸いです。舟釣りをしながら、友達といじりいじられる時間が至福です。
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